WBA世界ミニマム級王者の八重樫東(29=大橋)が10日、静岡・伊東市内での合宿2日目を報道陣に公開した。6月20日に行われるWBC世界同級王者・井岡一翔(23=井岡)との国内初の団体王座統一戦(大阪・ボディーメーカーコロシアム)へ向けて、徹底的に肉体を強化。長短距離の走り込みや打ち込み、腹筋強化を午前と午後の2部構成でこなし、12ラウンドを戦い抜くスタミナとパワーアップに取り組んだ。これらのメニューをこなしながら、疲労蓄積の原因とされる乳酸がたまりにくい体質への改善にも着手。八重樫は「世界戦をやれることは幸せなこと。でも、この合宿を乗り越えなければならない。筋力が上がれば、代謝もよくなる。減量でも楽に体を絞れる」と猛練習の効果を期待した。