吉田秀彦(38=吉田道場)が8日、来月8日の「戦極」第三陣(さいたまスーパーアリーナ)参戦を正式に表明した。

 3月5日の旗揚げ戦では初めて1本負けを喫する屈辱を味わった。この時にネックとなったのが柔道着。だが「相手が柔術家なら考えるけど、基本的には(柔道着を)着てやるのが自分のスタイルだからね」。たとえ不利だと分かっていても、柔道家としての誇りだけは忘れないことを強調した。また「新しい柔道着で重かった」という前回の反省を生かして「今から軽めのを注文している」と準備万端といった様子だ。

 旗揚げ戦で負傷した左足首は靱帯(じんたい)損傷の可能性もあったが、大事には至らず「4月に入ってから本格的な練習を始めた」。今月3日に道場の仲間と伊豆へ釣りに行き、この日は日焼け顔。「狙っていた10キロオーバーのマダイは釣れなかった」というが、1カ月後のリベンジ戦では「大物ヒット」を狙うつもりだ。