西日本ボクシング協会は1月31日、大阪市内で臨時理事会を開き、金沢英雄協会長を脅して会長権限委任を強要した疑いで逮捕された4容疑者が経営にかかわる中外、大星森垣、ホワイトフォックスの3ジムに無期限活動停止処分を下した。容疑者が起訴されれば、ボクシング界からの永久追放を意味する除名処分に切り替える方針。現時点で試合が決まっている3ジムの所属選手は、同協会預かりの形で出場する。

 また同協会は日本ボクシングコミッション(JBC)へ、3ジムが保有する全ライセンス停止処分も求めた。これにJBC関西地区の中山事務局長は「逮捕された会長はともかく、ボクサーらの権利も奪うのはどうか」と結論を保留。1日に協会関係者と話し合う。