7月14日の神戸ワールド記念ホールでのダブル世界戦開催が11日に発表された。WBA世界ミニマム級2位高山勝成(26)は、日本で4人目となる3度目の王座獲得に挑戦する。

 2年3カ月ぶりとなる待望の世界戦が決まった高山は「最高の舞台で最高の相手と戦えることが楽しみ」と、同級王者ローマン・ゴンサレス(21=ニカラグア)への挑戦に心躍らせた。

 これまでミニマム級WBC、WBA暫定のベルトを獲得。勝てば国内最多2度目の世界王座返り咲きで、柴田国明、輪島功一、辰吉丈一郎と並ぶ史上4人目となる。王者は前王者新井田豊を4回TKOで破った強打者だが、中出トレーナーは「特長を最大限に生かしたい。勝ちますよ」と予告。12日からの10日間の奄美大島合宿で、下半身を徹底的に鍛える。