WBC世界フライ級22位升田貴久(30=三迫)が、2階級上げて現役続行の見通しとなった。8月28日にタイで同級暫定王者ポンサクレック(タイ)に挑戦し、6回TKO負け。悪天候の影響で航空便が遅れ、予定より1日遅れて1日に帰国した。試合は12キロの過酷な減量が影響し、体調が整わないままの完敗。所属ジムの久保マネジャーによると、升田は「少しずつ(階級を)上げても仕方ない」と、一気にフライ級(リミット50・8キロ)からバンタム級(同53・5キロ)まで上げる決意を示したという。近く練習を再開する。