全日本は30日、社長の武藤敬司(47)の復帰戦の相手が船木誠勝(41)に決まったと発表した。

 9月10日の後楽園大会で、右ひざ手術以来、半年ぶりのリングに上がる。船木戦は新日本で同期だった若手時代以来で「ほとんど記憶にない。今度が最初で最後の気持ち」と話した。一方の船木は「昔は軽くあしらわれた。まともにぶつかっても歯が立たなかった」と苦い記憶が残る。29日の両国大会で、諏訪魔の持つ3冠挑戦を公言しただけに、試金石の一戦となりそうだ。