高校生史上初のアマ7冠を獲得した井上尚弥(19=大橋)が11日、日本ボクシングコミッション実施のプロテスト(B級)に合格した。プロテストは前日10日、東京・後楽園ホールで開催された興行の中で行われ、日本ライトフライ級王者の黒田雅之(川崎新田)を左右の連打で何度もコーナーに追い詰めるなど、実力を示した。アマ実績を評価されてB級(6回戦)を受検し、文句なしの合格。今後は10月にも特例による高卒ルーキー史上初のA級(8回戦以上)で、日本か東洋ランカーとプロデビュー戦を行う。井上は「8ラウンドをフルに動けるスタミナを付けていく。KOで日本、東洋のランクを取る」と言い切った。