大みそかを沸かせたボクシング3大世界戦の3人の王者の会見が2日、都内で行われた。

 WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(33=ワタナベ)は、今年の目標を同級暫定王者ユリオルキス・ガンボアに定めた。「今回、しっかり統一戦をクリアしてやりたい気持ちが余計に強くなった」と、新年の抱負を語った。TKO勝ちしたバスケス戦も仮想ガンボアを頭に描いて戦っていたという。「時々パンチをもらうこともあって、これがガンボアなら倒されていた」と、バスケス戦を振り返った。愛弟子の抱負を聞いた渡辺会長は「ぜひ、米国でビッグマッチができたら。バスケスはガンボアに似ていて、いい練習になった。内山が一番世界で名前を売るチャンス」と前向きな姿勢を示した。