大相撲の元横綱千代の富士の九重親方(本名・秋元貢)が31日、膵臓(すいぞう)がんのため東京都内の病院で死去した。61歳だった。

 九重親方の遺体は午後8時すぎに、病院から東京・墨田区の九重部屋におかみさんらが同乗する車で戻った。部屋では、部屋付きの佐ノ山親方(元大関千代大海)や力士らが、師匠の無言の帰宅を迎え入れた。