21日付の官報で日本国籍取得を公告された元関脇でモンゴル出身の幕下朝赤龍(35)が22日の朝稽古前、師匠の高砂親方(元大関朝潮)に取得の報告をした。

 引退しても親方として日本相撲協会に残れる年寄名跡取得が可能になったが、戸籍作成の諸手続きや名跡取得の折衝を控えるため「今は何も考えていません。全てが終わり師匠と相談してから決める」と進退に関する明言を避けた。法務局への申請から約9カ月での認可に「(国籍変更は)協会に残りたかったので迷いはなかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。