SKE48木下有希子(20)が27日、名古屋のSKE48劇場で卒業公演に出演した。

 8月の公演で卒業を発表していた木下は、既に握手会イベントもすべて終えており、グループの一員としてはこれが最後の活動になった。

 最後のあいさつでは、涙をこらえてスピーチした。「ファンの方が『俺の中で一番』、『私の中で一番』と言ってくれるのがうれしくて、それを言ってもらうために頑張ってきた。公演が始まってから、泣いて下さる方もたくさんいて、愛されているなとしみじみ思った。みんな大好きだし、一生忘れない。みなさんも忘れないで下さいね」。温かい拍手を送られると、瞳をうるませた。

 09年に加入し、10年には「青空片想い」で3期生では一番乗り選抜に入るなど、シングル5作で選抜を務めた。今年は選抜総選挙で40位に初ランクインした。そんな「ゆっこ」の門出を祝福するため、卒業記念の特別アンコールが行われた。「Escape」や「エンドロール」など、グループのダンスナンバーをメドレーで踊り、同期で別チームの須田亜香里(23)矢方美紀(22)も合流した。その後、後藤理沙子(17)松村香織(24)、AKB48に移籍した木崎ゆりあ(18)もサプライズで登場。「黄金世代」と呼ばれた3期生の6人全員が集まった。木崎は「1曲目から泣きまくって、もう枯れちゃったよ」と、目を潤ませながら、別れの手紙を朗読した。

 木下は今後も、得意のダンスは続けていくという。「SKEをやめて卒業してからも、ダンスはずっと続けていきたい。いつか披露する場があれば、遊びに来てほしい」と呼び掛けていた。