太平洋戦争沖縄戦の実話悲劇を映像化したテレビ東京開局45周年ドラマ「白旗の少女」(30日午後9時半放送)の完成披露会見が18日、都内の同局で行われ、主演の黒木瞳(48)と、その役のモデルとなった沖縄市に住む比嘉富子さん(71)が対面した。戦争中に当時7歳だった比嘉さんは、激しい地上戦が展開する中、家族と離れたった1人で沖縄各地を転々としながら生き抜いた。終戦後に大人になった比嘉さんを演じた黒木は比嘉さんと対面すると「封印したくなる記憶を明かしてくださった熱い思いを感じました」。比嘉さんは「すばらしい方に引き受けてくださって感謝の思いでいっぱいです」と感激していた。