角川春樹監督(67)が12年ぶりにメガホンを取り、製作、脚本も手掛けた映画「笑う警官」(11月14日公開)の記者会見と舞台あいさつが23日、都内で行われた。佐々木譲氏の同名小説が原作で、事件に疑惑を抱く反骨の警官らが、北海道警内部の闇にメスを入れる社会派サスペンス。

 角川監督は93年に麻薬取締法違反などで逮捕され、00年に実刑が確定。04年に仮出所していた。昨年の制作会見では「脚本にも自分の経験を織り込んだ」と発言。リアルさの追及を示唆していたが、「舞台は現代の日本だし実際に起こった不祥事事件だけど、世界に通じるようにスタイリッシュに撮りました」。

 主演は大森南朋、共演は松雪泰子、宮迫博之ら。主題歌はホイットニー・ヒューストンの「夢をとりもどすまで」(発売中)。