77年に米国で少女にみだらな行為行為を行ったとして9月に滞在先のスイスで逮捕されたロマン・ポランスキー監督(76)の釈放要請が、再び却下された。スイス司法省が30日、「逃亡の恐れが高い」と判断した。同監督は26日に釈放の条件を修正して拘置の解除を求めていた。同時に被害者の女性も弁護士を通じて起訴の取り下げを要求している。スイス当局はいまだに米国への身柄引き渡しは認めていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)