映画「笑う警官」の初日舞台あいさつが14日、都内の丸の内TOUEIで行われた。警察の汚職を描いた小説が原作で、角川春樹監督(67)が、97年の「時をかける少女」以来、12年ぶりにメガホンを握った渾身(こんしん)の一作だ。女優松雪泰子(36)は、角川監督から「撮影中に苦しんで楽しめと、常に言われてました」と苦笑いで、振り返った。角川監督は「本当に役者たちが、自主トレまでして挑んだ、劇団のようにして作った。まさに“私たち”の作品です」と、誇らしげに紹介していた。