ももいろクローバーZが28日、東京・新宿バルト9で行われた主演映画「幕が上がる」(本広克行監督)初日舞台あいさつに参加した。

 席上で、今作品が出来るまでの、ももクロを追ったドキュメンタリー映画「幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦」が、3月11日から全国で公開されることが発表された。昨年7月から8月にかけて受けた原作の劇作家平田オリザ氏の演劇ワークショップ、同8月22日から10月8日まで静岡県内と都内で撮影した現場での取り組みなど約400時間にわたって密着し、記録した映像がベースだという。全国65館から順次、公開の予定。

 玉井詩織(19)は「さっき(舞台あいさつ前に)知った」と驚いた。その後、30秒の特報映像が初めて流れた。その中で高城れに(21)が号泣しているシーンが流れた。高城は「使わないって約束だったじゃないですか。ひどい!」と突っ込んだ。むくれた姿を撮られた佐々木彩夏(18)も「ビデオチェックしてない!!」と本広監督に詰め寄った。同監督が「川上さん(アキラマネジャー)に確認を取った」と言うと「いつも、そうじゃん」と苦笑した。

 百田夏菜子(20)は、前日27日に日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した黒木華(24)を横に「一緒に作品作りができ、光栄」と感激した。高城は「日本アカデミー賞新人賞を受賞したい!! 5人で!!」と意気込んだ。有安杏果(19)は共演の黒木と志賀広太郎(66)を見て「監督はじめ(共演の)皆さん、来てくださってドキドキします」と喜んだ。

 ももクロは「行くぞ、全国! 待ってろ、全館!」と題したキャンペーンを行っていた。ももクロが上映する全国127館を、北は北海道から南は沖縄までで行脚し、総移動距離は地球1周4万キロを上回る5万キロに達する予定だが、この日まで48館を回っていた。黒木は「楽しい旅をしてください」とエールを送った。

 また舞台「幕が上がる」が5月1日から24日まで都内のZeppブルーシアター六本木で上演される。