30日に放送されたNHK連続テレビ小説「まれ」(月~土曜午前8時)の初回の平均視聴率が関東地区で21・2%(ビデオリサーチ調べ)だったことが31日、分かった。

 14年後期の前作「マッサン」と14年前期「花子とアン」の初回の21・8%と、13年後期「ごちそうさん」の22・0%には及ばなかったが、13年前期「あまちゃん」の20・1%は上回った。最近、10年では4位の数字となる好スタートをきった。これで5作連続で20%オーバーとなった。

 この5作の他、ここ10年で初回の平均視聴率が20%を超えたのは、藤村直美がヒロインを務めた06年後期「芋たこなんきん」の20・3%だけ。

 「まれ」は、女優土屋太鳳(20)がヒロインを務める作品だが、第1週(6話)のほとんどを子役(松本来夢)が小学生時代の主人公、津村希(まれ)を演じる。土屋は第6話の終盤から出演する。

 物語は、父(大泉洋)が破産寸前となり、家族と夜逃げのように石川・能登に移住した希(まれ)の成長を描く。地道に生きようと高校卒業後、市役所に勤務するが、パティシエという夢を見つけ、修業に励み、菓子作りの才能を開花させる内容。