作家阿川佐和子さん(61)が24日、映画「うみやまあひだ 伊勢神宮の森から響くメッセージ」の公開初日を記念したトークショーに出席した。

 高画質の4K画像を日本で初めて駆使したドキュメンタリー映画で、伊勢神宮と自然がテーマ。伊勢神宮を撮影し続けるカメラマン宮沢正明氏(54)が、初めて映像作品のメガホンをとった。

 阿川さんはもともと、宮沢監督とゴルフ仲間だったという。「宮沢さんのチャラい姿しか見たことがなかった(笑い)。でも映画を見て涙が止まらなかった」と大感激。阿川さんの協力でこの日、二子玉川にオープンした商業施設「二子玉川ライズ」内の映画館「109シネマズ二子玉川」での上映が決まった。

 劇中には、伊勢神宮や自然を語る識者12人が登場する。タレントで映画監督の北野武(68)もその1人。宮沢監督は「武さんのような、独特の考えを持っている方に伊勢を語ってもらうと、別の宇宙観のようなものが出てくる。量子力学についても語っていた。宗教的なところからじゃなく、科学的なものと近いんだと言っていた」と説明。北野監督とテレビでの共演も多い阿川さんは「こんなに近くにいるのに、そんな話を聞いたことないぞ」と笑っていた。