本木雅弘(49)が出演した映画「日本のいちばん長い日」(原田真人監督)での昭和天皇・玉音放送の全文が、終戦記念日の15日から31日まで公式サイト(http://nihon-ichi.jp/)で公開されることが13日、分かった。劇中では一部しか使われておらず、配給の松竹関係者は「終戦に至った玉音放送に込められた思いを当日に(ユーザーに)考えてほしい」と説明した。

 本木は撮影前から、昭和天皇を徹底的に研究した。玉音放送のシーンも自らの声で演じた。ホテルの裏山でヘッドホンを着け、発声練習。雨が降りそうな天気だったが、練習を始めた途端に雲の隙間から晴れ間と虹が出て「まさに言霊だ」と驚いたという。

 本木は13日に都内で行われた舞台あいさつに主演の役所広司(59)と松坂桃李(26)と登壇。原田監督から耳打ちされ「皇室関係の方にもご覧になって、おしかりなどいただきたい。皇居試写会を催していただいて…」とリクエストした。