AKB48を卒業し、ソロ活動を始めた川栄李奈(20)が15日、東京・阿佐谷ロフトAで、映画「ムカデ人間3」(22日公開)の公開直前トークイベントに出席した。

 卒業後、公のイベントに出るのは初めて。川栄の所属事務所によると、4日の卒業公演後、ほぼ休みなしでソロ活動に移行したという。8日から初の主演舞台「AZUMI 幕末編」の稽古に入るなど、アイドル時代と変わらぬ忙しい日々を送っている。

 白のブラウスに黒のパンツルックという落ち着いた姿で、AKB48時代の後輩、高橋朱里(17)と登壇した。高橋が「AKB48の高橋朱里です」と自己紹介したのとは対照的に、AKB48の肩書がなくなった川栄は「川栄李奈です。楽しんで、楽しみましょう」とシンプルにあいさつした。

 作品は人間の口と肛門をつなげるという、グロテスクな内容だが、川栄は日本で11年に公開されたパート1から同シリーズのファンという。うわさを聞きつけた宣伝会社が、川栄にイベント出演のオファーをしたところ、川栄から「他にも『ムカデ人間』が好きなメンバーがいる」という推薦があり、高橋も出席することになった。川栄は父や姉もファンというが「(パート2を)姉と見たら、結構気まずくなった」と笑った。

 2人そろってシリーズ続編への出演を希望し、川栄は「つながる役はNGなので、見ている役の方がいい」と明かした。高橋は「川栄さんが博士で…でも(川栄が)ヤバそうなので、私が助手としてフォローします」とサポート役を約束した。高橋はまだ17歳で、R-18指定の今作は見ていないが、「10月に18歳になったら、すぐに見に行きたい」と話した。

 刑務所が舞台で、500人の囚人が手術によってつながる場面がハイライト。「ギネスも卒倒のムカデ世界新記録」をうたっている。川栄が「センター(にふさわしい)顔とか、いるんですかね」と言うと、高橋は「(AKB48グループの)海外も入れたら500人はいますね」と対抗心? を見せていた。