故やしきたかじんさん(享年64)の闘病生活を描いた作家百田尚樹氏(59)のノンフィクション「殉愛」をめぐり、映画評論家で作家の木村奈保子さんが、たかじんさんの妻家鋪さくらさんから名誉毀損で訴えられたことを自身のツイッターで明かした。

 木村さんは17日「先日訴状が届きました。原告はさくら氏、被告は木村奈保子。名誉毀損660万円です」と明かした。「前向きな私は最初何か、名誉賞でも受賞して、660万円もらえるお知らせかと思ったほどです。お盆というタイミングで、やってくれますね」とつづっている。

 木村さんは「殉愛」の疑惑についてつづった角岡伸彦ら共著による「百田尚樹『殉愛』の真実」が今年2月に出版された際、自身のツイッターで「『殉愛の真実』は、たかじん妻の自作自演ストーリーを信じて書いた百田尚樹「殉愛」の嘘を木端微塵に打ち砕くノンフィクションの傑作」と評するとともに、さくらさんについて「人格障害を伴う悪女の怪しい言動を逐一調査し、彼女に関わる過去や現在の周辺人物に綿密な取材を重ね、危険な真実に迫る。ヒロインぶった自作自演型悪女は、悪事に足跡を残す不可解さが特徴」などとつづっていた。