俳優渡辺謙(55)が、安保関連法案に関する自衛隊の任務について「未来のない戦いを強いられた栗林中将と何ら変わりがない気がしてならない」と28日、ツイッターでつづった。

 渡辺は自衛隊に対して「震災の後、不眠不休で救助、救援活動に命を賭けていた自衛隊の皆さんの姿は今も目に焼き付いています。世界に誇れる方々です」と敬意を示すとともに、「国会での答弁から見えてきた、政府の定見なき推測だけで武器弾薬を携えて彼らを任地に向かわせる」とつづった。

 そして2006年に公開された米映画「硫黄島からの手紙」で自身が演じた、過酷な状況で米軍との死闘を指揮した栗林忠道陸軍大将になぞらえ「未来のない戦いを強いられた栗林中将と何ら変わりがない気がしてならない」とコメントした。