江口洋介(47)主演映画「天空の蜂」(堤幸彦監督、12日公開)の特別訓練イベントが、「防災の日」の1日に東京・板橋区の帝京中蜂桜館(体育館)で行われた。

 映画のタイトルにある蜂と、帝京学園の校章にミツバチがあしらわれていることにちなんで行われた。

 江口がグレーのスーツ姿で登場すると、この日3学年から選ばれた230人の生徒と40人の職員は大歓声で出迎えた。江口も思わず両手を広げて入場し、登壇後「テンション、上がっちゃって」と言い、笑った。

 江口は壇上で、作品について熱く語った。劇中で演じたヘリコプター設計士が、仕事一筋でなおざりにしてしまった家庭、特に息子との絆を取り戻す部分については「俺の顔、見ろよ!!」などと生徒たちに声をかけながら、繰り返し説明。ただ、売りのど迫力のアクションシーンについて「地上400メートル、決死のシーン。トム・クルーズ…」などと言ったが、中学生にはいまいちウケが悪く「(生徒から)ニラまれた」と苦笑した。

 トーク後のフォトセッションでは、生徒と職員総勢270人と一緒に記念撮影したが、終了後に生徒が江口らに群がり大混乱。“押しくらまんじゅう状態”と化し、スタッフが江口らキャストを助け、何とか退場させたほどだった。

 この日はトーク前に、やべきょうすけ(41)永瀬匡(22)の2人が、生徒と一緒に、大震災発生時にどのような行動を取るかを二者択一で選択する「クロスロードゲーム」も行われた。