男性デュオHoney L Days(ハニー・エル・デイズ=ハニエル)が4日、大阪市内で日刊スポーツの取材に答え、ドラマ「ホテルコンシェルジュ」(TBS系・火曜22時)のテーマソングに決まった新曲「デスペラード」(9月2日リリース)をPRした。

 節目となる10枚目のシングルは初のカバー曲となったが、多くの候補の中からドラマのイメージに合うという理由でイーグルスの1973年の代表曲に決まった。日本語詞でしっとり歌い上げたMITSUAKIは「女性目線で相手を思い歌う優しい曲」と表現。KYOHEIは「ドラマのストーリーに寄り添えるよう温かさを意識した」とさわやかに振り返った。ハニエルとしてデビュー前にレコード会社へのプレゼン資料として歌った曲でもあることから因縁を感じたというが、「今の2人の声でどういう風に演奏しようか」と、ツインボーカルでソロの原曲を表現する難しさと対峙した。カップリングには、邦楽から松任谷由美「ANNIVERSARY」(1989年)、洋楽からベット・ミドラー「The Rose」(1980年)、ピーター&ゴードン「WORLD WITHOUT LOVE」(1964年)と世代を超えて歌い継がれる名曲を収めた。3日にデビュー7周年を迎えた2人だが、結成当時からこだわってきたハーモニーが、聞き慣れたスタンダード曲に新たな息吹をもたらしている。記念日の夜は「大阪で焼き肉を食べに行った」という2人。公私に仲が良く息もぴったり、そのハーモニーは進化を続けそうだ。