お笑いコンビ、メッセンジャーの黒田有(45)が小説家デビューすることが15日、分かった。19日発売の雑誌「オール読物」10月号の特集「官能昭和館 エロスとノスタルジー」のに初の小説「妖気妃-君への手紙」を執筆している。

 中3の夏休みに銭湯の前で出会った、不気味な笑い声の少女が偶然の再会を経て、いつしか「僕」にとって忘れ難い存在となる。短い人生を閉じた彼女の棺にそっとその忍ばせた手紙とは…。

 本好きで、以前より小説執筆に意欲を見せていた黒田。「オール読物」の武田昇る編集長も「頑張って書いてくださいました。今後も、引き出しの豊富さに期待しています」と話している。同じ吉本興業所属のピース又吉直樹(35)は「火花」で200万部超えの大ヒットをとばして芥川賞を受賞した。又吉に続く「作家芸人」の誕生だ。