NHKの朝の連続テレビ小説「あさが来た」でヒロインの夫、白岡新次郎の三味線の師匠・美和役を演じる元宝塚歌劇団宙組の娘役トップで、女優野々すみ花(28)が8日、大阪府警南署で一日署長を務め、“道頓堀パレード”を行った。

 大阪の繁華街・ミナミの道頓堀で防犯を呼び掛けながらパレードした野々は「あ~、気持ちよかった」と満足そうにうなずいた。

 宝塚時代からミナミをよく訪れていたといい「すごく勢いのある場所です。ここに来ると『よし、やってやるぞ!』とエネルギーをもらえます」。

 動くカニの看板、大きなフグの看板がある“パワースポット”でのパレードに「まさか制服を着て道頓堀を歩ける日が来るとは思わなかった。実際は制服は軽いはずなのにいつも私たちの安全を守ってくださっているんだなっていう重みを感じました」と笑顔を見せた。

 「あさが来た」では玉木宏演じる新次郎の三味線の師匠として10日から登場する。

 ナゾの多い、妖艶な女性で、新次郎が夜中こっそり抜けだして美和の元に向かう様子も描かれるという。

 波瑠演じるヒロインあさのライバルとなるのかも注目されるが、野々は「朝のドラマとしてはちょっと珍しい役です。朝の“スリル”を楽しんでいただけたら」と意味深に笑った。