脳梗塞と闘病中の西城秀樹(60)が3日、初めて朗読劇に挑戦した。

 「リーディング名作劇場 キミに贈る物語」(東京・渋谷のシアターコクーン、6日まで)の出演者の1人として、デビュー曲の「恋する季節」など交えながら高村光太郎の「道程」を朗読した。

 「最初に読んだとき、あっ僕の今にぴったりだなと思って選びました。感じるものがありますよね」。2011年に脳梗塞が再発し、懸命のリハビリを続けているが、右半身と言語に障害が残る。

 「公園を歩く練習をしていますが、寒くなると(体調は)あまりよくない」という。朗読はリハビリにいいと今回の挑戦となった。

 今年1年を振り返って「早い感じがするね。いいこともあり悪いこともありだけど、思い出に残るといえば女房に良くしてもらったこと」と話す西城の出演は4日まで。