森進一(68)が19日、上演中のジャニーズ事務所若手アイドル総出演の舞台「ジャニーズ・ワールド」(東京・帝国劇場)にサプライズ出演した。

 第1幕の終盤、Sexy Zone佐藤勝利(19)と中島健人(21)の殺陣シーンで、Jr4人が森のカバー曲「ありがとう・今」を歌い上げた直後だった。森が客席を通って、ステージに上がった。演歌歌手がジャニーズの舞台に出演するのは初めて。森が同曲を歌い上げ、笑顔で佐藤、中島と握手を交わすと、A.B.C-Z河合郁人(28)は「本物だぁ」と歓声を上げた。

 同曲はもともとNEWSの曲。作・構成・演出のジャニー喜多川氏(84)のひらめきで、森の演歌調カバーが盛り込まれた。森は「すごくうれしかった。うちの子供たち(元NEWS森内貴寛、ジャニーズJrの寛樹)もお世話になっていたので、慌てていろいろ聞いてみて、ぜひ歌わせてほしいとジャニーさんに電話しました」と明かした。さらに「日本には忘れてはいけない歌がたくさんある。(曲を)大事にして、ジャニーさんにこれからも使ってもらいたい」と希望した。

 また、同曲の作詞を「泉らら」のペンネームで森が手掛けたことも初告白。かわいらしいペンネームを「ジャニーズとつながらない気がしたから」と照れた。

 森にとって、NHK紅白歌合戦卒業宣言から初の公の場。3年連続出場のSexy-佐藤は「寂しいですが、森さんとの紅白も楽しみたいです」と意気込むと、森は「頑張りましょうね」と“共闘”を誓った。