「日本のいちばん長い日」は、太平洋戦争終結の内幕を描いた、半藤一利のノンフィクション小説を映画化。「駆込み女と駆込み男」(井上ひさし原案)では初の時代劇にも挑戦。幕府公認の駆け込み寺を舞台に、当時の離婚事情をコミカルに描いた。

 原田監督は「60を過ぎて感じるのは、映画作りは恋愛、恋心ということ。1本1本の映画が恋。脚本書いている時は胸がときめく。みんながときめきをもって参加してくれた時に素晴らしい作品になる」「またここに戻ってこられるように頑張りたい」と話した。

 表彰盾プレゼンターには、昨年「永遠のゼロ」「STAND BY ME~ドラえもん」で同賞を受賞した山崎貴監督が登壇。「日本のいちばん長い日」を見た感想を語り「圧倒された。本当の人たちが息づいているようだった」と祝福した。