覚せい剤所持で逮捕された清原和博容疑者(48)について、親しかったフリーアナウンサー徳光和夫(74)が初めてコメントした。

 パーソナリティーを務めるニッポン放送「とくモリ!歌謡サタデー」の6日放送の冒頭で、「親しい友人の1人としてコメントを求められましたが、お断りしていた」としながら「彼の人物について語らせていただきたい」と話し始めた。

 「清原和博容疑者と呼ばなければならないのは心が痛い。彼の番長キャラばかりが取り上げられるが、まじめな部分もある。3週間ほど前、名球会で会った時には『お久しぶりです』とあいさつしてくれ、佐々木(主浩)からヒットを打って野球ができることを心から喜んでいた」

 ただ、気になったことがある。「ヒゲがまた白く輝いている。なんで、こんなに白いのか。麻薬担当の刑事さんから『常習者になると、ヒゲが銀色になる者もいる』と聞いたことがある」ふと、思い出した。

 名球会で清原容疑者は、長嶋茂雄氏に直立不動で頭を下げていた。長嶋氏は「まだ若いんだから、頑張れと声をかけたら、涙を見せていた」という。

 徳光さんは「身びいきと言われるかもしれないが」と清原容疑者直筆の手紙を紹介した。2000年の結婚祝いへの返礼で、和紙の便せん5枚に毛筆で書かれていた。

 「この度は結婚のお祝いをいただき、ありがとうございます。長嶋さんにあこがれ、4年前にFAで巨人に入りました。巨人のユニホームを着て、自分の夢をかなえたかった。まだ期待に応えられていない。体を張ってプレーします。合掌」

 最後に徳光は「犯した罪は大きい。2人のお子さんを大変かわいがっていた。お子さんのために、普通の人間になって戻ってきて欲しい」と締めくくった。