広瀬すず(17)主演映画で、2部作の前編「ちはやふる 上の句」(小泉徳宏監督、3月19日公開)の完成披露試写会が24日、東京ドームシティホールで行われ、広瀬をはじめ野村周平、真剣佑、松岡茉優らが出席した。

 累計1500万部の人気漫画「ちはやふる」の実写化で、競技かるたに懸ける女子高生たちの青春ドラマ。この日は登壇者に対し、黒ベースの衣装に、赤のワンポイントアクセサリーなどを身に着けるドレスコードが設定された。黒のワンピースに、真っ赤な髪飾りを付けた広瀬は、「ちはやふる」の句にちなんだ「から紅色」のカーペットを歩いて登場し、1600人のファンから歓声を浴びた。

 広瀬は上白石萌音から「初めて会った時からキラキラオーラがあった」と絶賛され、大喜びした。「萌音、大好きだよ」と大胆な公開告白をすると、上白石から「私も大好き」と返され、2人で見つめ合った。少女同士のただならぬ雰囲気に、間に立っていた野村周平は「もう2人でやればいいじゃん」と苦笑いしていた。

 昨年夏に行われた撮影の裏話を問われると、広瀬は矢本悠馬の虚弱エピソードを明かした。「私と周平君は同じシーンで違う場所にいて、遠くから(矢本を)見ていたんですけど、撮影が進んでないなと思ったら、ベンチに矢本君が倒れてました。熱中症になってしまって…」。矢本は「体力づくりをして、次の現場からは倒れないように頑張ります」と誓っていた。

 現場のムードメーカーだったという矢本はその後、野村から「一発ギャグやってよ」とむちゃぶりをされて苦笑いした。「親が来てるんですよね」と明かしながら、「ファイア!」と右腕を上げて絶叫。しかし、こん身のギャグはだだ滑りという結果になり、家族にかっこいい姿を見せることはできなかった。

 ほか森永悠希、清水尋也、小泉監督が登壇した。