歌手の紫艶との不倫疑惑報道が続く桂文枝(72)は4日、本拠地の大阪・天満天神繁昌亭で、創作ネタを上演するライフワークの「創作落語の会」に出演し、ネタに入る前の枕で客席に“わび”た。

 文枝は、NHK大河ドラマ「真田丸」に千利休役で出演するため髪形を“利休カット”にしている。観覧した観客によると、文枝は高座の冒頭で「別におわびのために、この髪形にしたんちゃいますよ」。続けて「でもまあ、千利休だけに(わびさびの)わび、ですかね」と騒動をにおわせるネタを振って、本題に入ったという。

 枕で軽く騒動に触れたものの、騒動についての取材対応は一切なし。文枝はこの日夕、開演2時間以上前に劇場入り。会場北側の通用口に自家用車を横付けし、無言のまま場内へ入った。退場する際には正面玄関から姿を見せ、出迎えたファンらには手を振り応えたが、報道陣から「(相手歌手からの)激白が続いていますが?」と問い掛けられても反応することなく、迎えの車に乗り込んだ。

 この日の創作落語の会は、81年3月から定期開催している落語会。自身260作目の新作をネタ下ろしした。4月1日には、同劇場で節目の同会100回目を予定している。