T.M.Revolution西川貴教(45)が、5月13日から始まる全国ツアーの内容を、熊本地震の被災地に配慮してすべてのセットと演出を排除して開催すると発表した。

 「T.M.R. LIVE REVOLUTION’16 -Route20-」と銘打った今回のツアーでは、地震で被害を受けた熊本県や大分県を含む全国の各都市をめぐる。

 西川は19日にツイッターで、「未だ被災された方々が心穏やかに過ごせる状況でない」ことを鑑み、「5月13日からの全都道府県ツアーを等しく、また安全にご参加頂く為に、5年前と同様に一切のセット、一切の演出を排除し音楽のみを届けに行こうと決めました」と、開催自体も危ぶまれる厳しい状況にある被災地でのライブ内容が、ほかの都市でのライブと差が出ないよう配慮して開催するとした。

 今回のツアーはT.M.Rのデビュー20周年の感謝を込めたものであることから、西川は「無理を承知で首都圏のみでの公演ではなく、皆さんのお近くに行けることと公演回数を選んだことに信念があります」と説明。「引き続き募金の受付をさせて頂きながら全都道府県をまわり、少しでも支えになれるよう努めて参ります」とした。