熊本地震の発生で1000万円の義援金を熊本県に寄付した実業家、前沢友作氏(40)が25日、同額の1000万円を大分県に義援金として寄付したことを自身のツイッターとインスタグラムで発表した。

 19日に熊本県への寄付を発表した時と同様に、振込受付書の画像を掲載。大分県内も16日に発生した地震で、甚大な被害を受けており、前沢氏は大分県への寄付を表明し、寄付を呼び掛ける同県ホームページのURLを明記している。

 前沢氏は「ファッション界の革命児」と称される有名社長で、高卒後、渡米を経て20歳で起業。98年にスタートトゥデイを設立した。04年からスタートした「ZOZOTOWN」は、3000以上のブランドを取り扱う人気の通販サイトで、14年10月時点で会員数は1000万人を突破した。資産は2000億円以上ともいわれ、最近はタレント紗栄子との交際でも話題になった。19日には紗栄子もインスタグラムで、500万2000円の寄付を発表。内2000円は、2人の子供が1000円ずつお小遣いから出したと明かした。

 一方で、前沢氏が熊本県への寄付を表明した際は、一部から「偽善」と批判された。しかし、後にX JAPANのYOSHIKIやサッカー日本代表MF本田圭佑(ACミラン)が、熊本県に同額の1000万円を寄付したニュースが流れると、前沢氏はツイッターで反応。フォロワーから「こういう形でニュースになれば叩かれないんですよね、きっと。1000万円という額面が書かれた領収書を写メしてツイートしたりするのは無粋だなぁ」と指摘されると、「そうかもですね。参考になりました。ありがとうございます」と記していた。