綾野剛(34)中村獅童(43)YOUNG DAIS(34)デニス植野行雄(34)ピエール瀧(49)が25日、都内で開催された映画「日本で一番悪い奴ら」(白石和彌監督、6月25日公開)の完成披露試写会に登壇した。

 同作は、日本警察史上最大の不祥事と呼ばれる実話をモチーフに、北海道警察・刑事の26年間を描いた作品。裏社会のスパイを率い、あらゆる悪事に手を染める警察官を演じた綾野は、「自分にとって新しい表現の挑戦ができた。全キャストの方々に共犯者になってもらって、この役を生きることができたと思います」と撮影を振り返った。

 映画初出演の植野は撮影中、常に緊張状態にあったといい、綾野との撮影について「マジでキレてるのかと怖かった」と告白すると、綾野から「台本に書いてあるじゃない」とあきれられていた。

 サプライズもあった。熊本地震を心配する出演者を代表して綾野が「九州の方では大変なことになっています。自分たちに何ができるかを考えました。今何をしているか発信するのも1つの務めだと思いました。写真を撮って、たくさんの方に拡散して下さい」と、普段は禁止されている写真撮影を許可すると、観客から多くのフラッシュを浴びていた。