X JAPANのメンバーとして活躍し、98年に33歳の若さで亡くなったギタリストhideさんの命日にあたる2日、神奈川・川崎のクラブチッタで追悼ライブ「hide Memorial Day 2024」が行われた。今年は二十七回忌。

歌手としても活動したhideさんが残した名曲を歌うというトリビュート企画。約1300人のファンが駆けつける中、hideさんの歴史をつづった映像の紹介からイベントはスタートした。

氣志團の綾小路翔は「ever free」を歌唱。「hideさんはマジで人生で一番会いたかったけど(亡くなって)会えなかった人。一方的な思いしか伝えられない」と心情を吐露し、ファンに「来年も再来年も伝説を語り継ぐ仲間だろう? 元気でいてくれ。今年中に人間ドックに行ってくれ」と呼びかけた。

初参加のEXILE SHOKICHIはギターを弾きながら「ピンクスパイダー」を熱唱。「いや~、hideさんと一緒に歌えた。憧れて憧れて好きで好きで好きなhideさん。14歳の自分に一緒に歌えたと伝えたい」と感激していた。

SOPHIA松岡充は「ROCKET DIVE」を歌唱し、X JAPANのギタリストPATAは演奏ゲストとして参加。約3時間のステージに計16組がゲストとして花を添えた。

hideさんの実弟で事務所社長の松本裕士氏は開演前に取材に応じ、「亡くなった翌年から毎年やっているイベントです。hideの亡くなった日は悲しい日としてではなく、ファンの人に楽しんでもらいたい。彼の作った楽曲は今聴いても決して古くないから色あせることなくZ世代にも届いている。ファンの人には3世代、4世代と伝えていただいて本当にうれしい。彼は日本が誇るロックスター。すごく優しい人柄で親分肌の人でした」としのんだ。