桂歌丸(79)が日本テレビ系「笑点」(日曜午後5時半)の大喜利司会を勇退することが4月30日、分かった。この日都内で行われた「笑点50周年記念スペシャル」(15日午後5時)公開収録で、今月22日の生放送が最後となることを発表した。

 番組開始3年後から出演している林家木久扇は「まだおやりになれるのに。男っぽい人だなと思ってびっくりしました。本当に進行がお上手なんで、次が浮かばない」と惜しんだ。歌丸とのやりとりが名物だった三遊亭円楽は涙ぐんで「これからは落語で師匠の背中を見ていきます。もっと勉強しろと、叱ってください」。

 実感が湧かないメンバーもいた。三遊亭小遊三は「おやめになると言われても…。こういうのを世間ではぼうぜんと言うんですね」、三遊亭好楽も「この人がいなくなっちゃうのは夢なんじゃないかと」。春風亭昇太は「子供のころから見ているテレビの中の大スター」、林家たい平も「ご縁をいただいたことは宝物」と共演できた喜びを語った。