歌手渡辺美里(49)が22日、Bunkamuraオーチャードホールで「渡辺美里 プレミアム・シンフォニック・コンサート2016」を開催した。

 Bunkamuraオーチャードホールは1999年(平11)に自身初となるフルオーケストラコンサートを開催した場所で、「大好きなホール。お客さんとしても、何度も足を運んでいます」。

 今回のステージは東京フィルハーモニー交響楽団をバックに2部構成で行われた。「マイ・フェイバリット・ソングス」と命名された1部は黒のシックなドレスで登場。「オーケストラとのコンサートでいつかは歌いたかった」というベット・ミラーの「The Rose」ほか映画音楽やミュージカルソングを披露した。2部は赤いジャケット&パンツで登場。「マイ・ソングス」と称し、自身の曲を壮大なスケールで歌った。「『My Revolution 第2章』は編曲者の大村(雅朗)さんを思いながら歌った。私はクラシックとしての譜面は分かりませんが、ある時フルオーケストラでやる時に『この譜面には愛がある。アレンジできない』と言われそのまま演奏しました」とエピソードを明かした。

 コンサートは自身の曲を含む全17曲を披露したが、最後はスタンディングオベーションで拍手が鳴りやまないほどの盛り上がりをみせた。「オーチャードホールのみなさ~ん、素晴らしい!」。最後の言葉は、まさに渡辺美里心の叫びように聞こえた。

 同コンサートは今後6月26日ミューザ川崎、7月8日大阪フェスティバルホール、同28日大宮ソニックシティ、9月24日横浜みなとみらいホールで開催される。