NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」などに出演した女優の義達祐未(よしたつ・ゆみ、30)が引退を発表した。

 義達は1日に更新したブログで「私、義達祐未は6月末日を最後に、女優活動を引退することに致しました」と報告。「丁度10年間所属し芸能活動を支えてくれた事務所とも話し合い、社長を始めマネージャーやスタッフはとても前向きに背中を押してくれました。引退してからの私のやりたいこと、過ごしたい30代の理想、色んな話をして、それを社長はとてもポジティブで肯定的に受け止め、その上温かくて明るい言葉をくれました」と円満な退社だという。

 「女優を辞めたら、役の人生を演じることなく、心も身体も私という人生一本になるわけですね。本当の私はメロンパンナだったのかな?笑 勇気と愛の心をもった、優しい人でいたいものです」と引退後に思いを馳せた義達。引退したが、年内には「長年連れ添ってきて宝物のようなある作品」が発表されるとし、「最高で最期の作品、どうかチェックして頂きたいので、良かったら引き続きブログで続報をお待ちいただけたら」と呼びかけ、「本当にみなさん、長い間、有り難うございました。愛を込めて」と結んだ(原文まま)。

 義達は2012年9月に美輪明宏演出・主演の舞台「黒蜥蜴」のオーディオションでヒロインに抜擢され注目を集めた。09年~13年までNHK「高校講座物理」のメインMCを務めるなどタレントとしても活躍した。