歌手森昌子(57)が1日、デビュー45周年記念ライブを、東京・丸の内のコットンクラブで行った。

 公演前に取材陣に「ライブハウスは初めて。こういう『大人の社交場』で、ずっと歌いたかった。今は緊張よりもワクワクドキドキ感の方が大きい」と話した。

 1972年(昭47)のこの日に「せんせい」でデビューした。当時の等身大パネルを見つけると「(髪形が)モンチッチみたい。これがこんなオバサンになっちゃった」とジョークを飛ばした。

 デビュー翌年に、同学年の山口百恵、桜田淳子と「花の中3トリオ」を結成した。「あの当時は靴隠しなどのイタズラもしたんですよ」と思い出に花を咲かせた。現在も「たまにメールで連絡を取っている」という。再結成について聞かれると「どうやって口説くの?」と言いながら「オバサントリオになっちゃう」と笑わせた。

 森には3人の息子がいて、長男はロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカルTaka。「息子たちは45周年について『おめでとう』『良かったね』と言ってくれた」。

 この日、45周年記念のアルバム「百年の恋歌~時を超えて~」とシングル「百年の恋歌」を発売した。両作とも、尊敬する加藤登紀子がプロデュースを手がけた。「すごく良い作品。今後もいろんなことにチャレンジをしながら、1日1日を大切に歌っていくのが使命です」と5年後に迎える50周年を見据えた。