映画「海猿」の郡司謙介役や「烈車戦隊トッキュウジャー」の闇の皇帝ゼット役などを演じた俳優の大口兼悟(34)が1日、芸能界引退を発表した。

 「わたくし大口兼悟15年続けてきた俳優業を一身上の都合により、ミュージカル『アニー』2016年夏のツアーを最後に引退することになりました」とブログで報告。20歳で上京してからこれまでの芸能人生を振り返り、「映像に、舞台に、色々今まで応援してくれたファンの皆様、たずさわって支えてくれた俳優仲間、スタッフの皆様、両親、友人、15年間本当にありがとうございました」と感謝した。

 その一方で「やりたくてもやれない俳優という仕事に未練がないかと言われると、ないわけではありません。15年間芝居しかしてきていないですし、やりたかった事も山ほどある。そしてやり残してることも沢山あります」と複雑な心境を明かしたが、引退理由について詳細には述べず、「ですが自分で引退という道を選び決断しました。でもまだ今は終わりではありません。『アニー』夏のツアーがこれからあります。最後まで精一杯頑張って芝居をしていきますので、どうかあたたかく見守って下さい」と呼びかけた。