V6三宅健(37)が3日、都内のNHKで、メーンパーソナリティーを務めるEテレ「みんなで応援!リオパラリンピック」(9月9~同20日、午後8時)の会見を行い、手話で意気込みを示した。番組は手話や字幕、音声だけでも試合の状況が分かる解説を付け、視覚や聴覚に障害のある人に向け、リオパラリンピックのハイライトを楽しんでもらう内容。

 14年からEテレ「みんなの手話」に出演する三宅は会見では声とともに手話も使い「パラリンピックの番組で手話を使うキャスターが出演するのは初めての試み。今からワクワク、ドキドキしています」とあいさつした。また「番組では1人でも多くの人に面白さ、奥深さ、選手の思いを伝えたい。障害のある方と無い方の理解がもっと進めばうれしい」と語った。

 三宅が手話の勉強を始めたのは約10年前、握手会で聴覚障害のある女性ファンに手話で話しかけられ、分からなかったことがきっかけ。その後、3年間、仕事の合間に手話の講習会に通い、言いたいことは言えるレベルになったという。

 三宅は「こういう形で手話を生かせる機会を得て、驚いていますが、今から気持ちが高ぶっています。今回の番組は障害のある方と無い方もテレビの前で一緒に感動できる番組にしたい。たくさんの金メダルを楽しみにしています」と語った。

 他に会見には手話キャスターの早瀬憲太郎さん、板鼻英二さん、貴田みどりさんも出席した。