歌手のASKA(58)が、フジテレビ系「バイキング」で散々にイジられ、ついに悲鳴をあげた。

 覚せい剤取締法違反(使用、所持)罪などで14年に懲役3年(執行猶予4年)の判決を受けたASKAは先月18日にブログを開設。現在の心境などをつづっているが、中には過去の出来事をユーモアを交えてつづったものもあり、7月26日付のブログでは、薬物の依存症治療のための入院期間中に頭髪が抜け落ちてしまい、「シャワー上がりに、鏡に向かうと頭皮がスケスケに見えてしまうんです。特に、頭頂は激しく、フランシスコ・ザビエルのようになってしまいました」などとつづっていた。

 「バイキング」ではASKAのブログなどをもとにトークする「今週のASKA」と題した週1回のコーナーを放送。7月27日の放送では「ザビエル」の話などで盛り上がったが、ASKAは同日更新したブログで同番組を観たことを明かし、出演者の一部発言に事実誤認があると苦言を呈していた。

 そして3日放送でも「今週のASKA」コーナーが放送された。話題は、CHAGE and ASKAが過去にブルネイ王国から50億円のギャラを提示されたライブのオファーを断った、というエピソードがつづられた7月28日付のブログ。ASKAは同じくブルネイ王国からライブのオファーを受けたマイケル・ジャクソンのギャラが60億円、ティナ・ターナーが48億円だったとつづっていた。

 この高額ギャラに出演者一同は驚き、さらに坂上は、世界のトップアーティストと肩を並べるチャゲアスのギャラについて「額で言ったら、マイケル、ザビエル、ティナ・ターナー(の順)」と、ここでも「ザビエル」イジりをした。

 しかしその後、ASKAが同番組を観ていると知らされると「ちょっと待って、観てんの!? ヤバイじゃん、ヤバイよ!さっきの訂正」と大慌て。その一方で、ASKAが観ていると知ったことでほかの出演者は悪ノリ。おぎやはぎの小木博明は「うれしい。だって俺は唯一、盗聴とかああいうの信じてる人間だからね。スタジオに来てほしい」とコメント。さらに、ASKAへの質問を振られた松嶋尚美は「幻覚は残ってるのか?とか」などと、かなりキワドイ話で番組を盛り上げた。

 放送後、ASKAはブログで、「今、アクセスをのぞいたら、500万アクセスを超えてました」とアクセス数が急増したことについて、「バイキングかな・・」と番組の影響だと予想。番組にはASKAと親交のある元バレーボール日本代表でタレントの川合俊一も出演していたため、ASKAは「俊、坂上君を、何とかしろよ!」と暴走する番組MCにくぎを刺した。