日本テレビ系「２４時間テレビ３９　愛～これが私の生きる道～」のチャリティーランナーを務めた落語家林家たい平（５１）が２８日夜、日本武道館にゴールした。難病と闘う師匠、林家こん平（７３）に迎えられ、涙でゴールテープを切った。

　スタート時にこん平から手渡された「がんばれたい平、おれもまけない」と書かれたタオルをはちまきにして走った。武道館へのラストスパートで、春風亭昇太、三遊亭円楽ら「笑点」メンバーが駆けつけると、疲れ切った表情ながらも笑顔。沿道の人々の四方八方に頭を下げ、応援に感謝して武道館入りした。笑顔でゴールテープを切ると、車いすのこん平に抱きついた。

　「良かった！」と祝福する師匠に感無量のたい平は「スタートから、師匠からものすごい勇気をもらいました。師匠のおかげでゴールできました。ありがとうございました！」。最後は、笑点メンバーともに「バンザーイ」と完走をかみしめていた。