お笑いコンビ「ピース」又吉直樹とともに、昨年の第153回芥川賞を受賞した作家、羽田圭介(はだ・けいすけ)氏(30)の同賞受賞作「スクラップ・アンド・ビルド」がドラマ化されることになり、制作のNHK大阪放送局が29日、発表した。

 未来が見えない青年の再生を描いた同作は、柄本佑主演で、近く収録がスタートする。同大阪放送局によると、11月ごろまで、大阪府内でロケ、スタジオ収録などを行う。放送予定は12月17日午後9時から、全国ネット。

 「スクラップ-」は母親と、介護が必要な87歳になる祖父と同居する28歳の無職の健斗が主人公。祖父の口癖「もう死んだほうがよか」をきっかけに、健斗が変わっていく様を描く。