天才子役の“完成度”に、大御所の師匠コンビが舌をまいた。スティーブン・スピルバーグ監督とディズニーの初コラボ映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」(17日公開)の記念イベントが14日、大阪市内であり、主人公ソフィーの吹き替えを担当した本田望結(12)と漫才コンビのオール阪神・巨人が出席した。

 映画は巨人と少女の友情、冒険を描くファンタジーで、2人は子どもに夢を吹き込んでいく。声優初挑戦の本田は「私の夢はディズニー作品に出ることと、声優を務めることでした。1度に2つもかなっちゃいました」と感想を語った。

 また“ナニワのBFG”として出席した巨人が「BFGは優しいけど、僕は大阪で怖いと思われてるんです。こないだもタクシーの運転手さんが“怖い”言うて口きいてくれへんかった」とこぼすと、本田はすかさず「めっちゃ優しいですよ~。阪神・巨人さんなら、楽しい夢をみなさんに届けてくださってると思います」とフォローした。

 巨人は、そつなく流ちょうなコメントと笑顔を振りまく本田に「どうです? このしゃべり」。阪神と2人で「ほんまにかわいいな~。どういう対応したらええか困るわ。嫌われたらどないしょうと思って」。昨年芸歴40周年を迎え、今年は芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)や、4度目の上方漫才大賞を手にした大御所コンビは、本田の愛らしさにデレデレだった。