ブラッド・ピット(52)とアンジェリーナ・ジョリー(41)は映画「Mr.&Mrs. スミス」(05年)で共演し、交際をスタート。この作品以来10年ぶりの共演作「白い帽子の女」(9月24日日本公開)でアンジェリーナ・ジョリー・ピットは監督を務め、ブラッド・ピットは妻の映画制作を、夫、役者、製作者として全面的にサポートしている。本作で新婚夫婦を演じているメルヴィル・プポー(43)とメラニー・ロラン(33)が、“監督”アンジェリーナ・ジョリー・ピットについて語った。

 フランス出身の俳優メルヴィル・プポーは「最初にシナリオを読んだときは、その親密さ、自由な筆致に驚いた。どんなカップルも直面するこうした問題に取り組むアンジーは大胆だなと思ったよ」と語る。さらに、この作品のテーマについて、「毎日ヴァネッサ(アンジェリーナ・ジョリー)は、漁師たちが生計を立てるために海に出てゆくのを窓から眺めている。そこに彼女とローランド(ブラッド・ピット)は自分たちを取り巻く象徴的な存在を見いだす。それは、漁師、カフェの老人、生気に満ちた若いカップルたちのことなんだ」と明かしてくれた。

 また、メルヴィルの妻を演じたメラニー・ロランは撮影現場を次のように振り返った。「セットでは私たちもとても自由でした。アンジーが監督と同時に演技もしているので本当に感動したわ。女優として監督もするなんて!私たちは同じ女優として共通言語を有していたわけ。彼女は私に『これは必要かしら、これでいいと思う?これについて話し合った方がいい?って』よく聞いてくれたのよ。70年代初頭のセックスや官能には独特なものがあって、アンジーは現在から距離を置き、スクリーンに何か美しいものを導入したかったのだと思う」。【ハリウッドニュース編集部】