離婚が明らかになった米俳優ブラッド・ピット(52)と女優アンジェリーナ・ジョリー(41)が、6人の子供の親権を巡って早くも対立している。

 19日に離婚を申請したジョリーは、ピットには面会権のみを与え、3人の養子を含む子供全員の親権は単独で自分が持つと主張している。

 突然離婚を突き付けられてショックを受けていると言われるピットは、当然ながらこれを受け入れることはできず、共同親権を求めるつもりだという。「ピットはジョリーが素晴らしい母親であることは知っているが、同時に彼自身も良い父親であり、子供たちの人生に自分がいないことは考えられない」と関係者は米ピープル誌に語っている。

 離婚原因を巡っても双方の主張に食い違いがあり、ジョリーの主張にピットが激怒しているとも伝えられている。芸能情報サイトTMZは、大麻やアルコールを常習し、時には子供に大きな声を出すこともあるピットの怒りっぽい性格が、子供たちにとって悪影響を及ぼすことを危惧したジョリーが離婚を申請したと伝えているが、ピットの関係者はこれを否定。「彼は子供たちを愛しており、危険にさらすようなことは決してしていない」と語り、ジョリーの主張は悪意のある嘘だとコメントしている。また、ジョリーが離婚を公にしたことで、マスコミが大騒ぎしていることが子供たちに悪影響を与えていることにも激怒しているという。ピットは当日まで離婚を知らされていなかったと言われているが、一家は23日から全員で英ロンドンに出かける予定だったことも判明。今後、離婚問題は泥沼化する可能性もありそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)