タレントのたむらけんじ(43)が9日、グランフロント大阪のうめきた広場で開催された「関西ワールドマスターズゲームズ2021」のプレイベントで司会を務め、お笑いコンビ、ピースの綾部祐二(38)が来年4月から活動拠点を米国に移すことにエールを送った。

 吉本興業の後輩に「決断したのがすごい。あいつ、いま最高に気持ちのいいエクスタシーを味わっているはず」。ニューヨークで語学を学びながらコメディアンとして活動をしていく予定だが「すごいものを手に入れた。それは挑戦権です。うらやましい」と話した。

 この日、たむらは体験イベント「10メートルダッシュ」に挑戦した。ジャマイカの陸上選手ウサイン・ボルトが2008年の北京五輪100メートル決勝で9秒69の世界記録(当時)を出した時の10メートル通過タイム1秒85を目標に掲げたが、結果は2秒26。走り終えた後、記録員から「ちょっと足が速い小学生レベル」と言われ「体が鉛のように重かった。昨日、飲み過ぎたかも…」と反省した。

 毎回数万人が参加して4年に1度行われる国際的な生涯スポーツ競技会「ワールドマスターズゲームズ」が東京五輪の翌年2021年に「関西ワールドマスターズゲームズ2021」として関西で開催される。30歳以上なら誰でも参加できる生涯スポーツの国際大会で、関西を中心に陸上など約30競技が実施される予定。今回の体験イベントはプレイベントとして開催された。たむらは10メートルダッシュの記録では“エクスタシー”を味わえなかったが、「関西で開催される21年には何かの競技に挑戦したい」と意気込んだ。