映画やドラマの撮影では、一役についてすべてのシーンを一人の俳優が演じているとは限らず、危ないアクションシーンなど俳優が演じきれない部分はスタントが演じる。もちろんスタントは俳優にそっくりでなければ意味がない。そこで今回は有名俳優のスタントたちを見てみよう。

 ■ブレイク・ライヴリーのスタント

 現在上映中の「ロスト・バケーション」(16年)で人食いサメと対峙するサーファーを演じるブレイク・ライブリー(29)。ほとんどのスタントを自分でこなしたそうだが、海の中のシーンの一部は、ブレイクにそっくりなオーストラリア人大学生サラ・フレンドが代わりに演じている。演技経験は全くなかったサラだが、顔が似ているだけでなく腕や足の長さなど体形もブレイクとほぼ同じだったため選ばれたそうだ。

 ■クリス・ヘムズワースのスタント

 「ソー」シリーズ(11年~)や「スノーホワイト」シリーズ(12~16年)で見事なアクションをこなすクリス・ヘムズワース(33)には、よく一緒に働くスタントマンがいる。ボビー・ホランド・ハントンは、クリスチャン・ベール、ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンスなど多くの俳優のスタントをこなすプロのスタントマン。クリスと同じ体格になるために、厳しいトレーニングと食事制限が必要だったという。

 ■エミリア・クラークのスタント

 熱狂的人気を誇る「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラーク(29)のスタントはモデルのロージー・マックが担当。エミリアの役の格好をしたロージーが自身のInstagramにアップした写真があまりにも本人とそっくりだったため、ドラマのファンからは驚きの声が上がっていた。

 俳優とそっくりな格好で演技するスタントたち。撮影現場は双子が何組もいるようで、すこし不気味かもしれない。【ハリウッドニュース編集部】